2022/07/29 10:30
こんにちは。スタッフTです。
皆さんは夏になると思い出す映画はありますか? これからしばらくは気軽に家から出られない暑い日が続くことになりますが、涼しいおうちでゆっくり映画鑑賞、良いですよね!
そこで今日は夏が舞台の映画をご紹介したいと思います。
『緑の光線』 1986年フランス
監督·脚本:エリック·ロメール
主演:ユリー·リヴィエール
まず最初はヌーヴェル·ヴァーグ最後の一人、エリック·ロメールの作品です。恋愛や生き方に理想が高い、オフィス秘書のデルフィーヌの7月2日から始まる物語。
フランス映画をたくさん観ることを良しと思っていた若い頃に観た1本ですが、だいぶ年月が過ぎて見返した時、フランスの夏のヴァカンス映像と心地よく響くフランス語がやっぱり良いなぁと思いました。
ただ途中つまらなそうな主演の女の子に “面倒だな~、こんな内容だったっけな~” という思いもよぎりましたが···でも見始めた方は是非ラストまでみてくださいね。
フランス人が夏のヴァカンスをいかに大事にしているかが良く分かる映画です。
次はとってもポピュラーな作品です。
『グラン·ブルー』 1988年フランス·イタリア合作
監督·脚本:リュック·ベッソン
音楽:エリック·セラ
キャスト:ロザンナ·アークエット
ジャン=マルク·バール
ジャン·レノ
海に魅せられたジャン=マルク·バール演じるジャックとジャン·レノ演じるエンゾ、2人の男とそれを見守るロザンナ·アークエット演じるジョアンナの物語。
モノクロの海を滑るオープニング、ギリシャの島の少年時代、アンデスでの出会い、シチリアの夏。オンボロのフィアット、マンマのパスタ。どの場面、どんな物にも心をわしづかみにされてしまいます。そして音楽が切ない思いに拍車をかけます。
リュック·ベッソン監督の出世作、ジャン·レノの名前も広く知られるようになったこの作品、当時フランスではだんだんと人気が高まり、社会現象となるほどにまでになりました。
きっと思い入れの深い人も多いのではないかと思います。スタッフも何回も繰り返し観ている大好きな一本です。
この夏、キラキラ輝く海の美しさと蒼い深海の闇の世界に浸ってみるのはいかがでしょうか。